ソニー・クリス/ゴー・マン
ベスパに横座りしたミニスカートの美女。CDでなくてLP盤のジャケットが欲しくなる。ゴー・マンは、ソニークリスの代表作で、収録曲は、スタンダードナンバーがズラリと並ぶので聴きやすい。冒頭のサマータイムからノリのいい演歌調アルトサックスが響きわたる。たぶん、この1曲目が一番の聴きどころ。
録音は1956年。ジュークボックスの使用を意図したのか、全曲、3分以内におさまっている。ワンホーンでソニー・クリスのソロがたっぷり(嫌というほど?)聴け、共演のソニー・クラークのピアノソロも聴ける。流暢なクリスと、控え目なクラークは相反するのだけれど、二人のソニーは友人同士ということもあり、融合したくつろいだセッションになっている。
どの曲にも共通して、2~3回つづく繰り返しリフ(3回以上やると飽きるけど)、低音域から高音域まで超高速でかけ上がり降りてくるスケール(音楽用語ではなんていうのだろうか)など、ブラインドで聴いても、たぶん外さない(自信はないけど)ソニー・クリスの特徴がよくでたアルバム。収録曲は12曲。
1. サマータイム
2. メモリーズ・オブ・ユー
3. ウェイリン・ウィズ・ジョー
4. ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン
5. ザ・ブルース・フォー・ローズ
6. ザ・マン・アイ・ラヴ
7. アンティル・ザ・リアル・シング・カムズ・アロング
8. ブルー・プレリュード
9. 君去りし後
10. 降っても晴れても
11. ハウ・ハイ・ザ・ムーン
12. イフ・アイ・ハッド・ユー
1は文句なく素晴らしい。2のピアノですぐにソニークラークだとわかる。3は、快適なテンポでクリスの独壇場。でも、4ぐらいで少し飽きてくる。6のアレンジが無茶苦茶(なのがいい)。ビリーホリディーが歌う悲しみに満ち満ちたバラードを、アップテンポ(4倍速?)でサラーと流している。5はブルース。ブルース得意のクラークさんが曲調をかえてイントロを弾くのだけれど、クリスさんはどれも同じクリス節でこたえる。カーブやフォークのサインをだしても、直球しか投げないんだなあ。10、この曲も個人的には好きなんだんが、こっちは、普通の感じに仕上げている。11、12は、やや投げやりな感じで・・・終わる。
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