奈良町散策事情(2008年10月)
奈良最大の観光シーズンは、正倉院展が開催される今頃だろう。正倉院展は、あまりの人の多さにまだ一度も見たことはない。正倉院展にあわせて、興福寺でも特別拝観があり五重塔の内部が見学できるようだが、ここにも大行列ができている。並ばない人は市内観光にでかけるようで、ならまちを巡る人もずいぶん増えている。元興寺という一番マイナーな世界遺産のお寺を中心に、観光客はマップを片手に「ならまち」を行き来し、ガイドブック掲載の和風カフェは賑わっている。着物をきた女性(観光客)もちらほら見かけ、人力車も通り、和風情緒あふれた観光の街になっている。
それでも、ならまちは、古い町のよさを残しているように思う。町屋カフェのあいだに古物商、酒屋、理髪店、民家が健在で、平日になれば、観光色はなくなり普通の生活の場になるようだ。町屋がカフェなどに改造されると、見た目は変らないが微妙に雰囲気が違ってしまう。住む場所に営業店舗を入れすぎてはいけない気がするが、ショップやカフェは増えてきているので、いずれ、純粋に観光化した和の町並みになるかもしれない。
人力車(お兄さんはイケメンでしたよ)が通っていった。この近くにある、奈良町資料館はおもしろい。小林多喜治の「蟹工船」の自筆原稿が展示されていた。
奈良の古物商のウインドーを覗き見するのはおもしろい。見ためでは、博物館の展示品級のものにゴロゴロ遭遇する。
2008年10月25日![]()
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