音楽-02 JAZZ

ヴィレッジ・ゲイトのファザー・トム・ヴォーン

Rimg006415 ヴィレッジ・ゲイトのファザー・トム・ヴォーン
本職は神父にして、夜な夜な、ジャズクラブに出没し、熱い演奏を聴かせる二足の草鞋の人、ファザー・トム・ヴォーン 。『ヴィレッジ・ゲイトのファザー・トム・ヴォーン』は、 99年に日本初CD化のとき迷わず購入したアルバム。
演奏もいいが、音もいい。ライブの雰囲気がリアルに録音されていて、CDで聴き映えするアルバム。共演がエルビン・ジョーンズにアート・デイビスと大物ジャズメン。

このアルバムは、プロデューサー、ジョージ・ウエインが、デトロイト在住のトム・ヴォーンをニューヨークに招いて、当時、ジョン・コルトレーンのバンドにいたエルビンとデイビスを参加させて制作したライブ盤。天下のジャズクラブ『ビレッジ・ゲート』で演奏するトム・ヴォーン、臆することのない堂々たるセッション。ライブの醍醐味十分で、エルビンのドラムも絶好調。実は、エルビンとトム・ヴォーン、デトロイト・ポンティアックの同郷で、ジョーンズ家のジャズセッションに、少年の頃から入り浸って、いっしょに演奏していたのだ。1950年代、人種差別のあった時代に、白人の厳格な神父さんの子息が、ジャズ一家、ジョーンズ家と親密なおつきあいがあったわけで、このライブ、エルビンとヴォーンの幼なじみセッションでもあり、リラックスした雰囲気に満ち満ちている。

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ソニー・クリス/ゴー・マン

Rimg00642 ソニー・クリス/ゴー・マン  

ベスパに横座りしたミニスカートの美女。CDでなくてLP盤のジャケットが欲しくなる。ゴー・マンは、ソニークリスの代表作で、収録曲は、スタンダードナンバーがズラリと並ぶので聴きやすい。冒頭のサマータイムからノリのいい演歌調アルトサックスが響きわたる。たぶん、この1曲目が一番の聴きどころ。
録音は1956年。ジュークボックスの使用を意図したのか、全曲、3分以内におさまっている。ワンホーンでソニー・クリスのソロがたっぷり(嫌というほど?)聴け、共演のソニー・クラークのピアノソロも聴ける。流暢なクリスと、控え目なクラークは相反するのだけれど、二人のソニーは友人同士ということもあり、融合したくつろいだセッションになっている。
どの曲にも共通して、2~3回つづく繰り返しリフ(3回以上やると飽きるけど)、低音域から高音域まで超高速でかけ上がり降りてくるスケール(音楽用語ではなんていうのだろうか)など、ブラインドで聴いても、たぶん外さない(自信はないけど)ソニー・クリスの特徴がよくでたアルバム。収録曲は12曲。

1. サマータイム   
2. メモリーズ・オブ・ユー    
3. ウェイリン・ウィズ・ジョー   
4. ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン   
5. ザ・ブルース・フォー・ローズ    
6. ザ・マン・アイ・ラヴ    
7. アンティル・ザ・リアル・シング・カムズ・アロング   
8. ブルー・プレリュード    
9. 君去りし後    
10. 降っても晴れても    
11. ハウ・ハイ・ザ・ムーン    
12. イフ・アイ・ハッド・ユー

1は文句なく素晴らしい。2のピアノですぐにソニークラークだとわかる。3は、快適なテンポでクリスの独壇場。でも、4ぐらいで少し飽きてくる。6のアレンジが無茶苦茶(なのがいい)。ビリーホリディーが歌う悲しみに満ち満ちたバラードを、アップテンポ(4倍速?)でサラーと流している。5はブルース。ブルース得意のクラークさんが曲調をかえてイントロを弾くのだけれど、クリスさんはどれも同じクリス節でこたえる。カーブやフォークのサインをだしても、直球しか投げないんだなあ。10、この曲も個人的には好きなんだんが、こっちは、普通の感じに仕上げている。11、12は、やや投げやりな感じで・・・終わる。

    

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ビル・エバンス『ポートレイト・イン・ジャズ』

Jazz1000_4 ビル・エバンス『ポートレイト・イン・ジャズ』『枯葉』。ジャズで聴ける『枯葉』の中でもビル・エバンスの枯葉は、突出している。叙情派とかリリシズムとか、優しいイメージがあるビル・エバンスも、この『枯葉』を聴くと印象は一転する。すさまじい早弾き、叩きつけるような鍵盤タッチ、変幻自在、まさに神がかり的演奏。音楽の悪魔が乗り移ったかのような狂気的演奏だが、白人ジャズメンらしく冷めた精神で、最初から最後まで気を抜いたところは全くない緻密な演奏。相棒のスコット・ラフォロもドラムのポール・モチアン、もエバンスのピアノに触発され、ベストな演奏をやりとげる。LP盤では枯葉は1曲だけの収録だが、CD盤では別テイクが収録され枯葉が2曲聴ける。

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PEDRO ITURRALDE QUARTET & HAPTON HAWES

Jazz1000_3 PEDRO ITURRALDE QUARTET featuring HUMPTON HAWES (BLUE NOTE #855850)
堂島ワルツ堂で、輸入ジャズ盤のバーゲン品を3枚買ったら2千円でお釣が少しあった。やはりというべきか値段相応、佳品1枚で、あと2枚がどうも駄盤っぽい。良かったのは「TANGORA」という女性ボーカルのライブ盤、駄盤?は、油絵風ジャケットのピアノトリオ盤と、フューシャーリング・ハンプトン・ホーズだけ見て飛びついた、ワンホーンカルテット。
ハンプトンホーズよりも、リーダーのサックスやフルートが目立っていて、残念ながら、これも駄盤と思ったが、PEDRO ITURRALDE(ペドロ・イトゥラルデ)というリーダーさん、「ギリシャ風組曲」など作曲も手がけ本国スペインでは有名な音楽家。ただのサックス奏者ではなくて、フラメンコ・ジャズ界(そんなのがあるんだ)の大御所でもある。どおりで、CDジャケットもライナーもペドロ・イトゥラルデさんの写真ばかり掲載され、ハンプトン・ホーズさんの写真は1枚もない。
というようなことは、あとから、ネット検索してわかったことで、前提知識なしに、聞いたときの感想を書いておこう。
1曲目は、オン・グリーン・ドルフィン・ストリート、テナーサックスのテーマのあと、もやもやしたアドリブ(らしき)がえんえんと続き、あいまに、ホーズが音を挟む。もり上がらないまま、長い退屈な演奏が終わった。ハンプトン・ホーズがすごく遠慮している。
2曲目は、ホーンがフルートに変わったフュージョンっぽい演奏で、これも、なんだか。
3曲目は「枯葉」、テナーで原曲に忠実なテーマが長く吹かれたが、これが案外よい。ジョンコルトレーンの「バラード」のような、フレージングがシブく、あとを引き継いだハンプトンのピアノが快調!。ベースとドラムが、3曲目にしてハンプトンの早弾きに慣れたのか、ハンプトン自身がバックに安心してブレーキを外したのか。テナーの静と、ピアノの動のコントラストがとてもよい演奏になっている。この「枯葉」をブラインドで聴いたら、演奏者がだれか、ずいぶん迷いそうだ。
4曲目、一転して、ソニーロリンズのナンバー「オレオ」、なんだ、こんな早い曲も吹けるのだ。アドリブも上手い(ロリンズ調?)。1曲目とは別人のようなペドロさん、ホーズのほうも快調に弾く。これは、愉しい演奏。
5曲目、「バーモントの月」で、しっとり聴かせ、最後は「マイ・ファニー・バレンタイン」、アルトサックスでテーマをしっかり聞かせる。
というわけで、PEDRO ITURRALDE QUARTET featuring HUMPTON HAWES
3曲目から聴くと、全然、駄盤ではなく、CDジャケットに添えられた「an histric meeting」に相応しい盤だった。2009年6月music 

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ダイソーCD「ソニー・ロリンズ」

Jazz100_2  ダイソーの200円CD、ジャズヒストリーシリーズ4「ソニーロリンズ」
ダイソーのジャズCDには掘り出し物が多いが、この、ロリンズ盤も、おもしろい。収録曲の解説が一切ないから、自分のジャズ知識が試されているようだ。で、このCD、モリタードや、セントトーマスといった代表曲は入っていない、3分以内の演奏が多く、1950年代のロリンズの若いときの作品だということはわかる。ピアノはわからないが、ドラムはアートブレーキー。さらに後方の曲はマイルス? 以上をヒントに?全然、わからん・・・。
ネット検索して、1951年のロリンズの初リーダー盤「Sonny Rollins With The Modern Jazz Quartet」であることが判明。
このダイソー盤、MJQとのセッション(1曲目から4曲目)がそっくりカットされていて、ミルトジャクソンのビブラフォンや、ジョンルイスのピアンは聴けないじゃないか(ズルい!)。
とりあえず、「ソニーロリンズ・ウイズ・MJQ」の5曲目から最後まで収録してあり、これで、ダイソーCDの9曲目までが判明。

1.スクープス
2.ウィズ・ア・ソング・イン・マイ・ハート
3.ニュークス・フェイドアウェイ
4.タイム・オン・マイ・ハンズ
5.ジス・ラヴ・オブ・マイン
6. シャドラック
7. スロー・ボート・トゥ・チャイナ
8. マンボ・バウンス

9. アイ・ノウ

ドラムは、アート・ブレイキー、ピアノはケニー・ドリュー、ベースはパーシー。
ただし、最後のアイ・ノーだけは、ドラムがロイ・ヘインズで、ピアノは(事情があり)マイルス・デイビス。

残りの3曲は、マイルスのソロが目立つ演奏。
10.ディグ
11.イッツ・オンリー・ア・ペーパムーン  ・・・この曲は愉しいですね。
12.ダニエル

これは、何のアルバムか? (探索つづく・・・)

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